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a faint gleam of light

その時思ったことを書き残す場所

ジャニーズのシンメ文化について

という記事を書こうと思ったのですが、その直後にまさかの大爆弾を投下されたので少しその話に付き合って下さい。

 
事の原因は5/27放送のA-studio。ゲストはV6の森田剛
 
A-studioではゲストと親交のある人にMCである鶴瓶さんが話を聞きに行くという流れがあり、今回その話を聞きに行ったのがプライベートでも鶴瓶さんと交流がある三宅健だった。
 
森田剛三宅健といえばJr.の頃から「剛健コンビ」と呼ばれJr.トップの存在となり、その人気は事務所で初めてJr.メインのコンサートが2人を軸に行われた程で、その後のJr.黄金期の礎を作った伝説のコンビであり、シンメだ。
 
番組の最後にゲストについて鶴瓶さんが1人で語る時間があるのだが、この時に話された内容はこうだった。
 
あいつ(三宅)がね、足を骨折しよったんですよ。今舞台*1やってんねんけど。
その時に、いつもはそんな舞台には全然来ないのに、剛がとんできてくれたんやって。それで第一声
「お前の踊りを見に来たんだから踊れよ」
って言うたんやって。
健は「あいつ(森田)はもしこうなったら絶対足が千切れても踊るヤツだから、"分かった"って思って、自分は本当にその言葉にエネルギーを貰って踊れた」って言う。
で、帰り際にそんな俺に敬語なんか使ったことないのに
「剛をよろしくお願いします」
って言うたよ。びっくりした。
普段そんなやり取りをしないのにそういう想いを持てるっていうのは凄いなと思います。
 
何この二次元みたいなお話。
 
実際に森田さんが来た4/19の夜公演では、骨折後演出が変更されていたMASK*2の振り付けが当初のものに戻っていたという。
 
この話を聞いて私はこみ上げるものがあった。しかしこの気持ちは私の語彙力じゃ表現出来ない。多分皆さんが感じたものと同じ気持ちだろう。
 
 
ここで私は
 
「シンメって何なのだろう」
 
と思った。
 
ジャニーズの世界で使われるシンメという言葉を辞書的に表すと
  • Jr.時代に先輩のバックでセンターを挟んでシンメトリー(対称)のポジションにいた2人のこと。
  • シンメは本人たちが決めるのではなく、事務所が決める。
  • シンメはダンスの打ち合わせ、練習など他の人よりも親密な仕事上の交流を要求される。
といったところだろうか。
 
シンメという文化はファンが特別に思っているのはもちろん、事務所側も伝統として大切にしているものだと感じる。
 
昔はそうでもなかったかもしれないが、今やジャニーズJr.は数百人規模の大所帯だ。その1人1人の面倒を見るのは事務所側には不可能である。そこでダンスの確認や練習をしあえる相手をそれぞれに作り、その2人の間で問題を解決するように促しているように見える。
またジャニーズJr.には圧倒的に時間が無い。1日にコンサート1公演分の振付を覚えなくてはならかったり、本番直前に振付が変わったりすることもよくある。しかも覚えられなければそのステージに立つことは出来ないという厳しい世界だ。その状況下だからこそ教え合い、助け合い、高め合うといった、よい関係が自然と築けるのではないだろうか。
 
シンメは事務所側が明確に提示したライバルである。だからなのかその組み合わせは似ているようで対称的な2人が多い。
 
いまでも同じグループで活動する代表的なシンメを挙げると
薮宏太・八乙女光(Hey!Say!JUMP)
などである。
 
このシンメ関係はグループとなった今でも本人たちやファンの中で大切にされている。そしてその2人の間のまるで青春少年漫画のようなエピソードはファンの心をつかんで止まない。
 
ここで私が好きなシンメを2組紹介しよう。
 
 
健には一生誕生日を祝われたい 剛のことはきらいです。でも好きです。

森田剛三宅健

最初に言った通りだがまさに伝説のシンメである。ファン胸アツエピソード数知れず。

まず名前からして運命的。剛健という意味を持ったワードになることもさることながら、森田さんの名前の由来は「質実剛健、常に冒険」という言葉からというのだから生まれた時から運命の2人だったとしか思えない。

 
最近のファンを死に追いやったエピソードには、
 
20年間ずっと2人は同じタイミングで歯磨きをしている
岡田「2人はいつでも20年経っても仲良しだね」剛健「うるさい!(照)
(V6 LIVE TOUR 2015 SINCE1995~FOREVER 初回限定盤A収録ドキュメントより)
 
剛「店にクレームを入れるときは大体健に頼む。意外と俺は(クレーム)言えないタイプだから」
健「最初強気でいけ!って言ったのに剛が段々弱くなってくからさ」
剛「で、健に電話代わったんだけど声あんまり変わらないから定員さん気づかなくて
健「全然定員さん気づいてなくて『この人どうしたんだろう急にスイッチが入ったのか』って思われたかも」
(V6 LIVE TOUR 2015 SINCE1995~FOREVER 初回限定盤A収録MCより)
 

森田さん&三宅さんは赤い糸であやとりをしながら撮影しました。「お2人であやとり、できますか?」と尋ね糸をお渡しすると、森田さんが両手の親指と小指に糸をかけまず最初の形を作ろうとしたところ、森田さんが作った糸の輪の中に三宅さんが手を入れてニコニコ。

「2人あやとりってこうやるんだっけ!?」と言う森田さんに「え?笑」と三宅さん。気を取り直して森田さんが最初の形を作り三宅さんに促すも「え?え?」と糸をつまんだり伸ばしたりな三宅さん。三宅さんは2人あやとりをやったことがなかったようで…。

周りのスタッフが「上から!」「それで回して!」とヤイヤイ言う中、「え?え?」と戸惑う三宅さんに、「上持ってって、外にまわして。おーいいねいいね」と優しく教えてあげる森田さん。あやとりを終え6人の撮影をする際も、エアであやとりの説明を三宅さんにする森田さんの姿が。森田さんは結構あやとりが得意そうでちょっと意外だなと思ってしまいました。

 (TVガイド公式Twitterより)

 

はい、宇宙。剛健は宇宙。

よくファンが剛健の深淵を見た時「剛健は宇宙」と発言しますが、その感覚を簡潔に表したツイートがあったので紹介しておきます。

 

 

 

風磨の考えてること、全部じゃないけど99%はわかる アイツをバカにしていいのは俺だけ

中島健人菊池風磨

通称「ふまけん」。Sexy Zoneの年上2人である彼らはJr.に入ったころからずっとシンメだった。

またこのシンメの凄いところはファンがシンメに対して特別な想いを持っていることを知っていて、積極的にシンメであることをアピールしてファンを増やしているところだ。 頭のいい2人は自分達のセールスポイントをよくわかっている。

 

中島「俺らの絆は、仲良しこよしじゃなくて、お互いに磨き合える存在。すごく自然に刺激を受けてる。」
中島「あいつが何をしているのかは、常に気になるよ。」

菊地「中島がいなかったら、もっとダラけてたかもしれない。あいつだけがんばってるなんてありえない。」
菊地「隣にはいつも中島がいた。最近は気づいたらシンメの位置に立ってるんだ。口に出したり目印をつけなくても。」

(MYOJO 2012年6月号より)

 

シンメの模範的な発言がこの2人には多い。お互い目立ちたがりで負けず嫌いだからこそ、ライバルという結びつきが強いシンメだと思える。

 

胸キュン発言でトンチキ王子様キャラを確立している健人とやんちゃで面倒見がいい兄貴分なリアル爆モテ男風磨という少女漫画に出てきそうなキャラ設定の2人。この2次元具合も女子の心を掴んでいるのだろう。

 

またこの2人は一緒にふざけることも多く、年上2人が収集つかないほどふざけて勝利が止めに入り、聡とマリウスが苦笑いで見ている…という場面をよく見かける。ライバルであり悪友という言葉が一番このシンメを表しているのではないだろうか

 

ジャニーズのシンメというものにはそのコンビにしか出せない雰囲気がある。そしてその関係はジャニーズ以外の場所では発生しがたい稀なものである。親友でもなくただの仕事仲間でもない。「シンメ」という強固な信頼と絆がそこにある。

 

このジャニーズでしかありえない「シンメ」という関係の沼にあなたも足を踏み入れてはどうだろうか。

*1:収録した時はまだ滝沢歌舞伎公演中だった。

*2:三宅さんがメインでJr.と共に踊るダンスナンバー。その振り付けの難易度は三宅さんの中で過去最高だったらしい